辞めるまでの道のり②【辞めることが確定してからの勤務】

辞めるまでの道のり2
potato44

「看護師、辞めたい」と思ったのは1年目。毎年毎年「辞めたいです!」と言ってきました。

でも辞めれない。

本当に辞めるたいなら「辞めたいです」ではなく「辞めます!」という必要があると悟った5年目。

あまりにも限界で師長もやっと本気だと思ったんでしょう。

もっと早く本気で「辞めます!!」と言えばよかったです、、、。

十分本気で言っていたつもりだったんだけどな〜。

辞めることになっても悶々としていたナスポテです。

そんな辞めることが確定してからのナスポテの辞める日までの記録。

辞めることが周りに知られてしまった

辞めることが周りに知られるのって気まずいですよね。

病棟は激務でほぼみんな辞めたいと思っているはずなのでなおさら気まずい。

辞めたくても引き止められたり、踏ん切りがつかなかったりしている人もいるので、、。

そんな中「3月までで〜す」なんて言えないし、知られずにひっそりといなくなりたい。

最初から居なかったことにしておいてほしい。

でも、早々にバレちゃいました。

師長が早々にリーダーに伝え、リーダーから他のスタッフにも伝わり、他のスタッフまで伝わるとそこからはあっという間に周知の事実へ。

誰が辞めるとか新しいスタッフが入るなんてニュースはシフト表の次に興味がありますもんね。私だってそうです。

師長に口止めなんてできませんし。怖いし、仕事の調整でリーダーと相談しなきゃいけないだろうし。委員会とか研修とか、、。

気まずい

こうして周知の事実となったナスポテの退職。

周りから何を言われるかビクビクしていましたが意外にもみんな嫌味などは言われませんでした。

日勤や夜勤で一緒になった人には「辞めるんだって?」と話題を振られはしましたがどちらかと言えば肯定的。

先輩達も「私も辞めようかな〜」と。

ちょっとホッとしましたがやはり気まずいことは気まずかったです。

特に辞める日が近づくと受け持ち人数も減るし、委員会の仕事も引き継ぎばかりで楽になるしで、仕事が減って嬉しい反面申し訳なさが出てきます。でも辞める!!

退職までの期間も辛いことはありましたが「3月になれば辞めれる」という事実があるだけで心と体がかる〜くなりました。

仕事が減って楽になると不思議と「あれ?まだここで頑張れる?」と思えてきちゃうところが恐ろしい。

辞める仲間

辞めるのは気まずいですが、大学病院は人数が多い。

何が言いたいかというと辞める人数も多いという事!

3月で退職する同じ病棟の仲間が4人いました。ナスポテを含め5人退職します。

うち同期1人。先輩2人。後輩1名。

同じ時期に辞める仲間がいるのは心強かったです。

退職のメッセージカードやお菓子など相談できたし、退職の面倒な手続きや退職後の年金や健康保険をどうするかなども情報交換できましたよ。

ちなみにメッセージカードはスタッフ全員分を手書き。お菓子にメッセージを書いておくだけでいいのではと思いましたが、お世話になったからとの意見があり人数分を各々手書きしました、、。

「大学病院は人数が多い」の後悔、、。

みんなでシフト表を見ながらあと何日で最終日かカウントダウンしたのもいい思い出です。

ラスト夜勤の開放感

最終日は日勤だったはずですがあまり記憶がなく、心に残っているのはラスト夜勤

辞めたい理由の1つに夜勤が辛いことがあり「人生最後の夜勤だ〜」と開放感がすごかったので覚えているんだと思います。

私の中で 辛い+看護師=夜勤 です。

夜勤って人手不足だし、急変起こるし、スタッフもイライラしてるし、患者さんもイライラ(ナースコール押しても来ないから)か、不穏だしで辛いの極みじゃないですか??

もう今後の人生夜勤なんてしないと思っていたし(そんなことはなかった)、看護師も辞めようと思っていた(まだ辞めてない)ので、ラスト夜勤で空が明るくなるのを見ながら開放感に包まれていました。

病棟の窓から見る空があんなにキレイだったのは初めて!

ラスト夜勤の朝日
朝日がもちみたい、、、。

最終日は日勤だったのですが、病棟が忙しく最終日なのも私1人だけだったのでめちゃくちゃアッサリだったと思います。

あまり覚えていないのですが、スマホに残っている当日の写真が1枚だけで、しかも、私とたまたまいた1人の先輩だけ(普通はみんな揃って写真撮りますよね笑?)。

かろうじて花束はもらいました。

まとめ

辞めると伝えてからは残るみんなに悪くて気まずい思いをしましたが、周りからは何も悪く言われませんでした。

まだ経験が浅いのに!とか、他の病院に行っても通用しないよ!とか言われたり、勤務中によそよそしい態度を取られてしまうんじゃないかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

同時期に辞める仲間がいたのもありがたかったです。

辛すぎて看護師を辞めようと思っていましたが、現在も看護師をしています。

ゆるくですが今後はさらにゆる〜く看護師を続けていく予定です。

やはり、看護師の仕事は「働く場所(急性期・慢性期など)」「働く内容(日勤・夜勤)」によって大変さが大きく変わるなぁ〜と思いました。

なので辛かったら早めに辞めるが正解だと思います。

きっと残った人もそのうち辞めると思う。

ABOUT ME
ナスポテ
ナスポテ
ゆるく働くナース
新卒で大学病院に就職。激務や人間関係のギスギスに耐えられず転職。沖縄でトラベルナースをやっていました。現在はゆっくり働ける病院で働いています。 趣味はイラストと旅行、食べること。なんでも好きですが特にポテトには目がない。
記事URLをコピーしました