「看護師を辞めたい」と思った理由|大学病院5年、残業ばかりだった私【前編】

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こんにちは、さとちゃんです。

今でこそ、週2日のパート看護師としてゆるく働いている私ですが、

以前は本気で、

「もう看護師、辞めたい……」

と思っていました。

看護師じゃない仕事に就けないかな。

そう思って「看護師以外 仕事」なんて検索したこともあります。

でも、看護学校を卒業して、そのまま看護師になった私。

持っている資格といえば看護師免許。

「看護師を辞めたところで、私に何ができるんだろう?」

そんなことを考えては、結局また病院へ行く。

そんな毎日を過ごしていました。

では、なぜそこまで看護師を辞めたかったのか。

理由はいくつかありますが、大きかったのは2つ。

「仕事に時間を取られすぎること」

そして、

「人間関係」

でした。

今回は前編として、仕事と残業の話から書いてみようと思います。

忙しすぎる職場。定時で帰れる日はほとんどなかった

私が新卒で就職したのは大学病院でした。

入職したばかりの頃は研修も多く、定時で帰れる日もあったんです。

でも、本格的に病棟勤務が始まってからは、

とにかく残業、残業、残業。

5年目で退職するまで、

「今日、定時で帰れた!」

という日のほうが珍しかった記憶があります。

そんな中、比較的早く帰れたのがお正月。

お正月は外泊する患者さんもいて、普段より病棟の患者数が少なめ。

予定されている手術や処置も少なく、いつもより仕事が落ち着いていました。

あるお正月。

まだ外が明るいうちに病院を出ながら、先輩とこんなことを話しました。

「夕陽が見える時間に帰れるなんて、すごいね!」

普段、病院を出る頃には真っ暗。

だから明るいうちに帰れるだけで、ものすごく得した気分になったんです。

「お正月勤務、ラッキー!」

……と思ったところで、ふと気づきました。

あれ?

みんながおせちを食べたり、初詣に行ったり、家族とのんびり過ごしたりしているお正月。

私は病院にいる。

あれ?ちょっと待って。私、ラッキーなのか?

しかも、

「お正月だから定時で帰れてうれしい!」

って。

そもそも、

お正月以外も定時で帰れるのが普通なのでは……?

だんだん、自分の感覚がよく分からなくなってきました。

19時、21時まで残っても、残業代は全部つかなかった

当時は19時を過ぎることも珍しくなく、忙しい日は21時頃まで病院にいることもありました。

新人さんの中には、さらに遅くまで残っている人も。

新人の頃って、本当に仕事が進まないんですよね。

何をするにも初めて。

分からないことがあっても、忙しそうな先輩に声をかけるだけで緊張する。

その日の受け持ち患者さんの業務だけでも精一杯なのに、看護計画やアセスメントなど、ほかにもやることが山ほどありました。

気づけば17時。

でも、

仕事は全然終わっていない。

そして私が働いていた病棟では、実際に働いた残業時間のすべてを残業として申請できていたわけではありませんでした。

残業する場合は、あらかじめ師長や主任などに申請して許可をもらう。

「今日は30分」

「今日は1時間」

そんなふうに申請していました。

初めから長く申請してしまうと嫌な顔をされます。

でも少なく申請しても実際には、その時間を超えて仕事が終わらない。

申請した時間になったらタイムカードを切って、その後も仕事を続ける。

そんなことが、いつの間にか当たり前になっていました。

タイムカードを切ることにも、だんだん疑問を持たなくなる。

むしろ、

「残業してすみません」みたいな空気すらある。

でも今振り返ると、不思議です。

仕事が終わらないから残っているのに。

ちゃんと働いているのに。

さとちゃん
さとちゃん

せめて働いた分のお給料はほしい。

当時の私は、ずっとそう思っていました。

看護研究に委員会。通常業務以外の仕事も増えていく

病棟の仕事だけでもいっぱいいっぱいなのですが、看護師にはそれ以外の仕事もありました。

看護研究。

委員会。

教育係。

などなど。

ある程度働くと、こうした係や委員会のメンバーにもなります。

もちろん、

「看護研究がやりたくて仕方ありません!」

というタイプではなかった私。

それでも順番が回ってくれば、やらなくてはいけません。

問題は、

いつやるの?

ということ。

普段の勤務中は、受け持ち患者さんのことで精一杯。

タイムスケジュールは朝からミッチミチです。

そこに入院や急変などのイレギュラーが入れば、一瞬で予定は崩れます。

昼休憩だって、ゆっくり食べられるとは限りません。

当時の私は、

患者さんより麺類禁。

ラーメン?

うどん?

そんな伸びるもの、怖くて持ってこられません。

パンならサッと食べられる。

そんな昼休憩でした。

当然、その中に看護研究や委員会の仕事を入れる余裕なんてありません。

では、いつやるのか。

勤務が終わってからです。

看護研究では資料を探したり、メンバーで集まったり。

夜勤明けで一度家に帰り、夕方にもう一度病院へ行って、日勤メンバーと看護研究をしたこともありました。

せっかく夜勤が終わったのに、

また病院に戻ってくる私。

「私、今日何回病院に来るんだろう」

と思ったものです。

休日に資料を探すこともありました。

そして、こうした時間についても、私が働いていた当時はすべてが時間外勤務として扱われていたわけではありませんでした。

ただでさえ普段の勤務で疲れているのに、さらに看護研究や委員会。

だんだん、

「仕事のために生活しているのかな」

と思うようになりました。

休みの日は、ただ寝て終わる

そんな生活をしていると、休日になっても何かをする元気がありません。

たまの休み。

せっかくだから出かけよう!

……とはならない。

寝る。

そして目が覚めたら午後。

「あぁ、もうこんな時間か」

そこから出かける気にもなれず、そのまま家で過ごす。

そして翌日は、また仕事。

20代といえば、

仕事終わりに習い事をしたり。

友達と飲みに行ったり。

夜のディズニーに行ったり。

休日にはランチや旅行を楽しんだり。

そんなイメージがありました。

でも当時の私からすると、

そんな世界、本当に存在するの?

ドラマか漫画の中だけじゃない?

という感じ。

もちろん、楽しいことがまったくなかったわけではありません。

それでも振り返ると、20代前半の5年間は、かなり仕事中心の生活でした。

そして少しずつ、

「このままずっと、この働き方を続けるのかな」

と思うようになっていきました。

忙しさは、人間関係にもつながっていたのかもしれない

そして、今になって思うことがあります。

当時の病棟は、私だけじゃなく、

みんな余裕がなかった。

先輩も後輩も、とにかく忙しい。

時間に追われて、仕事に追われて、ちょっとしたミスにもピリピリする。

新人だった私は分からないことを聞きたい。

でも先輩は先輩で、自分の仕事でいっぱいいっぱい。

「今、話しかけて大丈夫かな……」

先輩の顔色を見ながら声をかけることもありました。

そして、

忙しい。

余裕がない。

ピリピリする。

話しかけにくくなる。

さらに仕事が進まない。

……という、なかなかの悪循環。

もちろん、忙しいから何を言ってもいいわけではありません。

でも今振り返ると、後編で書く「人間関係のしんどさ」も、この忙しすぎる職場と無関係ではなかったのかもしれないと思っています。

看護師を辞めたいと思った理由【前編】まとめ

私が看護師を辞めたいと思った理由のひとつは、

仕事に時間を取られすぎていたこと。

そして、

働いた時間すべてに残業代がついていたわけではなかったこと。

でした。

時間内に終わる仕事量だったらいい。

終わらないなら、せめて働いた分のお給料はほしい。

看護研究や委員会も仕事として必要なら、そのための時間も勤務の中に確保してほしい。

でも当時は、

「看護師なんだから仕方ない」

「みんなやっているから」

そんな空気の中で働いていました。

仕事が終われば外は真っ暗。

休日は疲れて寝て終わる。

そしてまた病院へ行く。

20代前半の私は、

「この生活をあと何十年も続けるの?」

と思うようになりました。

そして、私が看護師を辞めたいと思ったもうひとつの大きな理由。

それが、

人間関係でした。

ボールペンをカチカチしながら、

「で?」

と返してくる先輩。

患者さんや他のスタッフがいる前で怒られる新人時代。

仕事に慣れてからも続く、謎の病棟ルールやスタッフ同士のピリピリ。

仕事ができるようになれば、もう少し楽になる。

新人の頃は、そう思っていました。

でも、数年経っても別のしんどさがあったんです。

そして病棟の雰囲気は、ある出来事をきっかけにさらに悪くなっていきます。

「もう、この病棟イヤだ〜!」

となった人間関係については、後編に続きます。

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ABOUT ME
さとちゃん
さとちゃん
正社員を手放した看護師ママ
新卒で大学病院に就職。激務や人間関係に耐えられず退職しました。沖縄で応援ナースとして楽しく働く。現在は4歳、2歳の育児中。時短でも大変で正社員からパートにチェンジ。 趣味はイラストと旅行、食べること。ネコが好きです。
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