出産手当とは。いくら貰えるんだい?(条件と計算方法も)
女性が多い職場。病院。
病院で働いているスタッフで一番多いのは看護師じゃないかなと思っています。というか明らかに多いですよね。
女性が多いということは産休・育休は身近。
これから予定がある人も、ない人も少しは気になるのではないかと思います。
産休は嬉しい。でも、働いていないので給料が発生しない。
そんな時に貰えるのが出産手当金です。
気になるのは「いくら貰えるの?」と「どうすれば貰えるの?」の2点。
産休・育休前はそんな検索ばかりしていたナスポテのまとめです。
目次
出産手当金の条件
出産手当金を受け取るにも条件があります。育休手当よりはクリアしやすいなと感じました。
①会社の健康保険に加入している
②妊娠4ヶ月以上経過した出産
③産前産後休暇(産休)を取得している
④産休の間、会社から給料をもらっていない
①会社の健康保険に加入していること
就職とセットで加入する健康保険。毎月お給料から保険料が引かれていると思います。
正社員で働いている方はまず大丈夫。
パートやアルバイトでも労働時間や、賃金、期間、会社の規模などで健康保険に加入している方もいるでしょう。
正社員、パート、アルバイトとも健康保険に加入していれば1つ目の条件クリアです。
配偶者の扶養に入っていたり、国民健康保険の加入者は対象になりません。
②妊娠4ヶ月以上経過した出産
妊娠は順調に十月十日まで行けるとは限りません。
早産や流産もあります。
人工妊娠中絶という場合も。
そんな時、4ヶ月以下(85日未満)なら出産手当金の対象になりません。
逆に、4ヶ月以上(85日以上)からは出産手当金支給の条件に当てはまることになります。
③産前産後休業を取得している
出産手当金は原則として、出産のために仕事を休んでいることが条件です。
出産前後で取れるお休み。そう、産前産後休業です。
単胎(1人):産前6週(42日)・産後8週(56日)
多胎(双子以上):産前14週(98日)・産後8週
産前休業は本人希望で取得しなくてもOK。
産後休業は、産後6週は義務ですが、それ以降は医師の許可があれば就業可能です。
しかし、休業しないと手当金は出ません、、。
この産休を目標に辛い妊婦生活&仕事を乗りきります。
④産休の間、会社から給料をもらっていない
産休で仕事を休んでいるんだから当然、給料なんて出ないでしょ?と思っていましたが、世の中には、産休で休んでいる間も福利厚生で給料が出る会社もあるんです、、、!
この福利厚生があった場合、給料が支払われているため出産手当金の対象にはなりません。
この場合、支払われる給料が産休前より少ない時は、差額を出産手当金として受け取ることができるようです。
いくら貰えるんだい?
一番知りたいのがいくら貰えるのか、ということ。
出産手当金は産前産後休暇中(産休)の手当金なので、育児休業給付金(育休)とはまた別です。
まずは、1日あたりの出産手当金額を計算
計算方法は
1日あたりの金額から計算。
そこに、いつ産まれるかで変わる産休の日数をかけて計算します。
まずは、1日あたりの金額から計算してみましょう。
支給開始日以前の12ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額➗30日✖️2/3
標準報酬月額ですが給与明細に記載されているのでそれを12ヶ月分足して、12で割って平均を出します。
給与明細なんて捨てちゃったよ。という人はお給料の総支給額を12ヶ月分足して、12で割りましょう!
大丈夫!大体合ってます。
このままだと1ヶ月分です。1日分を計算したいので30で割ります。
出てきた数字に2/3をかけたらやっと出ました。1日分の出産手当金額です。
そして分かる出産手当金の額
産前産後休業は産まれた日を元に計算されます。
ですが、いつ産まれるかなんて事前にわかりません。
あくまで予定なのですが、予定日を基準に産前休業(産前6週)に入ります。
産後8週はみんな同じですが、産前は予定日より早く生まれた場合、遅く生まれた場合で産前休業が少なくなったり、多くなったりと変化します。
貰える手当金も、産前休業の長短で減ったり増えたりするんです。
実際に産むまでは、1日分の出産手当金額にノーマルな産前産後休業の日数をかけて計算。
産まれたら、確定した産前休業の日数で計算し直すと良いかと思います。
1日分の出産手当金額✖︎産前産後休業の日数
【産前6週(42日)・産後8週(56日)】
※産前日数は産まれた日によって変わるので、実際に産まれてから再計算すると確実です。
私は第一子は予定日より遅く、第二子は予定日より早く産まれました。
第一子の方が出産手当金を多く貰えましたよ。
まとめ(ありがたい出産手当金)
正社員として病院で働いていたので出産手当金をもらえる条件に当てはまり貰うことができました。
貰えた出産手当金の額は約60万円です。
このお金があるのとないのとではだいぶ違うな〜と思います。
月々の生活費を賄える十分な額なのが嬉しいです。
プラスαで自分のお小遣いにもなったし、ベビーグッズもワクワクしながら購入することができました!
個人的な意見ですが、出産を考えているなら手当が手厚い正社員で、と思ってます。
正社員は委員会もあるし、拘束されがちだから嫌という人も、パートやアルバイトでも条件を満たせば貰えます。
近い将来に子供を産むかも?産みたいかも!?という方は、手当金を貰えるように働き方を調整するのがおすすめです。
本当に、だいぶ違う!
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