大城・金城・比嘉で混乱【沖縄で働く】
沖縄で働いていた時に困ったこと。それは「同じ名字の患者さんがたくさん居る!」でした。頑張って顔と名前を覚えてもすぐに混乱、、、。しかも、沖縄特有の名字で馴染みがないからなかなか覚えられないし時には読めない名字も。
瑞慶覧←なんて読むかわかりますか??ズケランって読むんです!分からない〜。
個人的多い名字TOP3
何人いるんだ。大城(オオシロ)、金城(キンジョウ)、比嘉(ヒガ)。この3種類の名字は病棟に常に2〜3人はいました。高橋、佐藤、鈴木みたいな感じかな?体感としてかなり多くて沖縄から戻ってきてからは、患者さんに高橋、佐藤、鈴木さんがあれほどいっぱい居ることはないので特殊な環境だったんだなと思います。
トラベルナースとして沖縄に行き初出勤!まずは患者さんのカルテを見せてもらい、師長に各部屋を案内してもらうわけですけど、あれ?さっきもオオシロさん、またオオシロさん、キンジョウさんも2回目、、、!という感じで混乱。同じ部屋2回目なの!?と、まだ患者さんの顔と名前が一致してないこともあり??なナスポテ。これが沖縄です。
もう下の名前で呼んじゃう
同じ名字ばかりで取り違えとか大丈夫なのかな?と心配になりましたが、「オオシロさーん、オオシロハナコさーん!」など自然とフルネームで呼んでいたり、「エイキチさん」とか、もはや下の名前だったり。
今まで患者さんを下の名前で呼ぶことはダメなこと。叱られることだったので衝撃。
患者さんを名字で呼ぶことは尊厳を守るため。そりゃそうだよね!というくらい当然のことです。が、なんというか、沖縄のその病院では患者さんもスタッフも名前で呼ぶこともあるよねー、当たり前〜という感覚のよう。下の名前で呼んだからと言って尊厳がないという雰囲気ではありませんでした。同じ名字が多いから患者さんも慣れてるのかな?アットホームさがあって良い雰囲気でした。
患者さんだけじゃない
フルネーム呼びや下の名前呼びでなんとか患者さんの顔と名前が一致。それに入院病棟ということもあって患者さんは長く居ます。そのうち、特徴とかも合わせて覚えてきて同じ大城さん、赤嶺さん、比嘉さんでも混乱しないようになりました。これが外来だったら大変だろうなと思います。
そんな慣れてきた矢先、看護部長の名前を間違えるという失敗をしたナスポテです。名前は仮に「大城さん」とします(TOP3にのいずれか)。トラベルナースの契約について話す機会があり、「あっ!部長も多い名字なんだなーと思って。多い名字、、多い名字、比嘉さんだったよね?」と間違って覚えてしまっていたんです。
後日、契約の書類を渡すため部長室を訪れるも居ない。事務員さんに書類を預けることに。一応、書類に「よろしくお願いします」とメモを貼りますよね?そこに「比嘉看護部長さんへ」と書いてしまった、、、!
申し訳ないやら恥ずかしいやら。メモなので証拠も残ってて気まずいし。
名前を間違えるなんて失礼を笑い話しにしてくれた看護部長には感謝です、、。
この皆んな基本優しい感じも沖縄の良い所。
まとめ
同じ名字が多い沖縄。慣れるまでは大変でした。内地(沖縄以外のことこう呼ぶ)でよく聞く名字はほとんどない。ザ・沖縄な名字ばかりでそれだけでも読めない、頭に入ってこないで大変です。働くとなると特に!しかも看護師なんて人と関わる職業なので尚更。
名字が同じすぎて下の名前で呼ぶことも新鮮でしたが、そのアットホームさが魅力かなと思っています。しかし、高齢の方だと下の名前被りというのもありまして、、。それは更に混乱するのでまた別でお話しさせてください。
そんなこんなで最初は混乱していましたが、名字1つからも沖縄感を感じることができ楽しいですよ。沖縄に行った際は是非、大城さん、金城さん、比嘉さんを探してみてください。ちなみに佐藤、鈴木などの内地名字は目立つのですぐ県外出身だとバレる&珍しさから名字で呼ばれるがデフォルトです。