沖縄トラベルナースのデメリット
沖縄で3年間トラベルナースをしていたナスポテです。
楽しく過ごしていましたが、思ったより大変だったことや不安だったことも。
今回はデメリットについてまとめてみました。
おもしろい『ウチナ〜タイム』
『ウチナ〜タイム』ってご存知でしょうか?
知っている人が多いし沖縄県民もよく使う言葉。
時間にルーズなことを指し、遅刻する時に使われることが多いです。
沖縄県民は時間を守らないという認識が広まってしまっていますが、「確かにな、、、」と思う場面はありました。
飲み会は時間になっても人がまばらだし、遊びに行くと待ち合わせ時間に5〜10分遅れるのはザラです。
30分くらい遅れたりするのも珍しくない。
ただ、仕事に遅れる人はいない不思議。
仕事になると遅刻はないにしても、「今やらなくてもいいさ〜」という雰囲気がありレスポンスがゆっくりなのでテキパキ進めたい人は困るかもしれません。
〆切がある仕事も「ちょっと待ってね〜」とのんびりモードで返される。
それでもなんとかなるし、怒る人がいないのが沖縄。
時間にきっちりした人は、仕事はもちろんプライベートでも時間を守らないことはストレスだと思うので、大変かもなと勝手に心配しているナスポテです。
方言が分からないNHKドラマ『ちゅらさん』の世界
2001年のNHKの朝ドラ『ちゅらさん』見てましたか?
国中涼子が可愛くて沖縄の風景も相まって素敵な雰囲気のドラマですよね!
2024年の現在、再放送されているようです。
そんな『ちゅらさん』方言に字幕が付いていました。
おばぁが喋る言葉はほぼ方言で字幕がないと分かりません。
病院でも年配の方は方言を使いますがよく分からない、、。
なんとなく会話の前後や雰囲気から判断しますが合っているのか不安。
いきなり「カメ〜。くれカメ〜!」と言われて『えぇっ?亀が、、どうした?』と混乱しましたが、その方の手には飴が!
そう、「カメ〜」は亀じゃなくて食べてという意味。「くれ」はこれでした。
このフレーズよく聞きます。
観光ではなかなか聞かないんじゃないかな。病院でよく聞く方言ランキングがあれば間違いなくトップ。
だんだん慣れてくるし、方言も覚えてくるのですが年配の方同士のやり取りは外国語!?と思えるくらい分かりませんでした。
ちゅらさんの世界はここにあり。
キャリアアップしたい人向けではない
ズーンとくるフレーズですね。
いや、私はキャリアアップして師長を目指している訳じゃないんですけど。
看護師という仕事を選んだら日々勉強をしてキャリアアップしなきゃいけないというルールのような感じありませんか?
異動でいろんな科に行く可能性もあるし、日々勉強ですよね。
大きい病院だと院内外の研修がたくさんあったり、認定を取るために支援してくれたり勉強できる機会があります。
規模が大きい病院だと、設備が整っていて医師も看護師もいっぱいいるし、難しい症例の患者さんも来るので働いているだけで学びになる。
トラベルナースだと期間限定で働いているので、どうしてもキャリアアップという波には乗れません。
病院の規模も本州と比べると小さくなってしまうし、研修も都内と比べると少なくて、わざわざ飛行機に乗って行けないしで勉強の選択肢は減ります。
もちろん沖縄でも勉強はできますが、私の場合は急性期じゃなく慢性期の病院でのトラベルナースを選んだので、バリバリ勉強するという感じではなかったな。
せっかくならのんびり働きたいと思って選んだので後悔はしていませんが、「このまま何もできなくなったらどうしよう」と、ちょっと不安になったのは事実。
まとめ(ゆるく・楽しく働きたい人はぜひ!)
のんびりしておおらかな沖縄。
ウチナ〜タイムなやり取りをしながら、外国語のような方言を聞くと「ちょっと時間が止まってる!?」と思うこともありますが、だんだんとのんびりした気分になり「ナンクルナイサ〜」精神を発揮しています。
大概のことは急がなくても大丈夫!なんとかなるさ。
勉強ものんびりやったらいいし、いずれ急性期に戻ってもいい(大変だと思うけど)。
なんならずっと沖縄にいてもいいんだし!
と、大学病院を辞めて選択肢が狭くなったような気がしていたけど、実は選択肢ってもっと広いんだと考えられるようになった沖縄トラベルナースでした。
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