夜勤中の癒しは
ナスポテは夜勤が苦手です。何があるか分からず緊張するしスタッフの人数も少なくて不安。そんな夜勤でも癒される瞬間があります。
これがあるから苦手な夜勤も頑張れる。
ナスポテ担当のAさんは寝たきり
ところで、ナスポテの担当Aさんは自分で起き上がることができません。入院当初は歩けるようになるためにリハビリをしていましたが現在は拘縮予防のためのリハビリをしています。
そんなAさんの踵部分の褥瘡になりそうな発赤があって予防のためのジェルクッションを作ることに。
ナスポテの居た病棟ではオムツのポリマーを利用して使い捨てのジェルクッションを作ることがありました。他でも使っているのかな?ちょっと古いやり方かもしれないのであまり一般的ではないのかも。
未使用のあまりオムツを割いてポリマーを取り出し、ビニール袋に入れ水を吸収させて中身部分が完成。結構吸水します。後はギプスを巻く時に使うストッキネットで巻いて完成です。
水漏れしてきちゃうので使い捨てです。
Aさんがリハビリを頑張れるようにジェルクッションに顔を書いておきました。
ある夜勤の日〜キュン〜
この夜勤の日はとにかくバタバタしていてオペ出しや迎えが被ってしまいヘトヘトに。記録もぜんぜん終わらないため休憩も取れませんでした。
あまりに忙しく「もう辞めてやる!」と思うことでなんとか体を動かす。もう辞めるからこれが最後の夜勤なんだ、、!と。辞めれませんけどね。
そんな中、Aさんの部屋に巡視に行くとAさんとジェルクッションが一緒に寝ている、、、!
本当は足首に置いて褥瘡予防のはずが顔のそばに置いて布団をかけているではありませんか!
しかも、Aさんに声をかけるとジェルクッションを指して「これナスポテさんっていうの〜」とニコッ。名前がついている。しかもナスポテの名前だ〜。
もうキュンキュンが止まりません。
みんな1人はいる癒し患者さん
もうAさんに癒されまくりのナスポテはこの日以降ちょくちょく癒されにAさんの元へ行くようになっちゃいました。
日勤でも夜勤でもたまたまAさんの部屋の前を通りかかったら絶対に中に入って挨拶。そしてナスポテが作ったジェルクッションを抱いて寝るAさんを見てはキュンとして仕事の疲れを吹き飛ばす。
これはナスポテだけか?と思っていたら割と他のスタッフもそれぞれ癒される患者さんがいるみたいで、少し苦手な先輩とかが患者さんに癒されているのを見たりすると「あっ!先輩も、、。」と勝手に親近感を持ったりします。
看護師になる人ってやっぱり人が好きなのかなと思った出来事でした。
でも、いくら癒されるからと言って馴れ馴れしくしたり赤ちゃんみたいに扱うことはしないように気をつけます。患者さんも1人の人なので尊厳を守らなくては、、。ついついメロメロになりそうなことがあるので自分に言い聞かせています。
最初は歩くことが目標だったけどいろいろ重なり難しくなってしまいました。
意外とプニプニしていて気持ちいいジェルクッション。
無地よりは顔があったほうが可愛いよね!
そうなんですね!とても嬉しいです!キュンをありがとうございます。
こんな感じで辛い夜勤も乗り越えられました。それにしても一緒の布団で寝るなんて反則。