年越し夜勤もいいもんだ
昨日が仕事納めという方も多かったのではないでしょうか?
シフト制だとどうしても仕事納めという概念が薄くなりがち。
大晦日夜勤入り、元旦明けだと仕事納めしないまま仕事初め?ということに。
もうどうなっているの??という状態だけど意外と楽しい年越し夜勤。
患者さんが少ない
お正月は家で過ごしたいとお正月外泊を申請する患者さんが多かったな。
普段は1泊程度の外泊が基本なんだけど、お正月だと2泊までOKという決まりもあって状態が良い患者さんはいそいそと帰っていました。
整形外科病棟だったので純粋に整形の疾患だけだったら帰れるけど、高齢になってくると他の病気もあってなかなかコントロールが難しかったり、回復も遅かったりして一緒に病院で年越し組。
患者さんの人数は減っても、ケアが多い人だけ残るから一概に楽とは言えませんが、ベッドに空きがたくさんあるとそれだけで嬉しいし、予定入院もないので情報収集がスムーズというメリットも。
帰れない人に思うこと
家に帰れない人はやはり寂しそうな雰囲気です。
回復が遅くてとか、整形以外の疾患のコントロールができていないとか、、自分の身体が思い通りにいかないということはやっぱり辛い。
普段は周りも入院して治療しているから入院生活も日常ですが、お正月で周りが外泊すると現実が身に染みるんだろうなと思う。
人間って幸せか不幸かを周りと比べてどうか?と無意識に判断するらしいので、周りがみんな貧乏だったら辛くないけど自分1人が貧乏だったら辛くなる。
これを聞いてなるほどな〜と思いました。確かに私も周りと比べちゃいます。
他にも、外泊できる身体レベルだけど家族関係が良くなくて帰れない人もいて、それはそれで考えさせられるというか。
こっちはついかわいそう、なんとかならないかな?と思ってしまいますが本人にしたら色んな事情があって縁が切れているわけだから、今さら会いたくないという心境なのかもしれません。
あくまで私が出会った中ではですが、家族との縁が薄い人はセルフネグレクトに近い状態が多くて高齢になってくると1人暮らしは厳しいんじゃ、、と心配になる感じでした。
だいたい生保。
とにかく、みんなで病院年越しです。
ならないナースコールと出前
病床がガラ空きでいつもの半分しか埋まっていない夜勤。
ケアが多い人もいますが、年末休暇に入っているのでオペもないしオペ後の人もいない(オペ1病日まではやること多い)ので楽でした。
ケアが多い患者さんは寝たきりだし、元気だけど帰らない・帰れない人は自分である程度はできるのでナースコールがならない!
やることはすぐに終わり、準夜勤でカルテを座って入力できる余裕もあるし、大晦日の病院食はちょっと豪華で患者さんとも話しが弾んだしなんか幸せじゃない?
当直の先生もやることなくて手持ち無沙汰。忙しくないと優しんだね、、と新たな発見もあり。
なんと全員分の出前を取ってくれて夜勤飯が豪華な感じに。
それを食べる余裕もあるというラッキーさ。
年末年始は家族がいるスタッフは休み希望を入れるので、私はほぼ出勤となりえ〜と思ってたけど、意外と年越し夜勤も良いもんだなと思いました。
もちろん定時帰宅。
まとめ
年越し夜勤は何度かしましたが、だいたいいつもこんな感じ。
患者さんもお正月は落ち着いていることが多いです。
みんな家族で過ごすお正月だけど、こうやって働きながら年越しするのも悪くないなと思いました。
考えたら赤の他人と年越しすることって人生でそうないし不思議な気持ちです。
家族でワイワイ過ごしたり、1人でも落ち着く家で自分の思うように過ごしたいと思っているかもしれないけど。
お正月を祝う気持ちはみんな一緒なので何故かでてくる一体感でほんわか幸せに年を越せましたよ。
なんだか、今後の自分の人生はどんなお正月を過ごすんだろうと考えた年越し夜勤でした。
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